【起業】スタートアップでやってはならないこと
[:ja]
「起業するときに一番やってはいけないことって何だと思いますか?」
起業を指南する本は、巷に溢れていると思いますが、
「これだけは絶対やるなよ!絶対だぞ!!」という本はあまりないと思います。
今回は、起業するときにやってはいけないことについて解説します。
起業するときにしなければならない、こと?
まず、その前に起業するときにしなければならない、
一般的によく言われている最大公約数的な話をまとめました。
- ビジネスモデルの設計
- マネタイズ設計
- 商品・サービス設計
- 見込み客獲得
上記4つのことをじっくり設計すれば、事業はうまくいくはずだ。
そう思ってはいませんか?
起業はそんなに甘くない
それでは、以下のグラフを見てください。
こちらは、1981年~2009年までの開業率と廃業率の対比を現したグラフです。
見ての通り、バブル期は開業率が廃業率を超えている状況が顕著でしたが、
バブル崩壊後は、開業率と廃業率が同じ割合で横ばいになっているのがわかります。
つまり、現代の日本で起業するということは、同じ割合で廃業するリスクを伴っている、
ということなのです。
また、以下の数字。なんだかわかりますか?
1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%
なんとなく想像できる方もおられるかと思いますが、起業して存続する会社の割合を示しています。
創業1年で約40%が、創業5年までに15/100社しか生き残れない厳しい世界なのです。
そして、各業種別の開業率、廃業率の割合(2004年度版)です。
これを見る限り、小売・飲食業の廃業率が、他の業種と比べて開業率を大きく上回っているのがわかります。
なぜ、飲食・小売は廃業率が高いのか?
なぜ?飲食・小売の廃業率が高いのか?
その前に、成功しやすいビジネスモデル4項目をご覧ください。
この話は、堀江貴文氏(ホリエモン)がブログで紹介しているネタです。
- 利益率が高い
- 在庫を持たない
- ストックビジネスである(定期的に収入が入る)
- 小資本でスタートアップできる
勘の良い方はお気づきかもしれません。
そう、飲食・小売のビジネスモデルは上記4つと真逆なんですね。
飲食・小売のビジネスモデルは大資本を持っている企業が行うべきモデルなのです。
飲食店を開き、華々しく起業家デビューしたものの気づいたら集客に失敗。
お客さんからお金取れないのに固定費はかさむ一方で、
それが故にキャッシュフローがショートし、開業資金が底をついた事例は、
枚挙にいとまがありません。
では、起業するときはどうすればよいのか?
話は単純です。先ほどのホリエモン4項目に忠実にありさえすればよいのです。
そして、UCKではやってはいけないことを3つにまとめてみました。
- テストマーケティングなしに、いきなり資本投入する
- 顧客に売る商品を決めてから集客する
- 創業者が作業した時間だけ報酬が発生するビジネスモデルで起業する
テストマーケティングなしに、いきなり資本投入する
当たり前の事なんですけど、起業するときって結構アドレナリン出るんですよね(笑)
これだ!と思ったことをすぐにでっかく始めてしまう。
これは、実は一番やってはいけないことです。
理由は、簡単。
失敗したときにすぐに撤退できなくなるから。
基本的に起業は失敗しないことはありません。
どんな優秀な起業家でも必ず1回は失敗します。
ですから、起業家1年生の場合は、常に失敗することを前提に、
リーンスタートアップ(無駄がない起業)を図るべきなのです。
そのためにも、仮説~検証、つまりテストマーケティングを繰り返します。
インターネットを使ったビジネスは、スタートアップ時に初期・ランニングコストがほとんどかかりませんので、
その点テストマーケティングに非常に有効なビジネス、といえるのです。
顧客に売る商品を決めてから集客する
なぜ?と思った方はおられると思います。
なぜだかわかりますか?
先に正解を言ってしまいます。
お客さんにモノを売るのがゴールではないからです。
あなたは、お客さんの課題を解決し、ファンになってもらう必要があります。
ところで、お客さんの立場になって、とかいろいろ考え方はありますが、
冷静になって一度考えてみてください。
なぜお客さんは「貴方が売る」パンを買うのか?
- 「おなかが減ったから?」
- 「今食べないと、今後一生食べれないから?」
- 「なんとなくお金が余ってるから?」
- 「近くのハトに餌をやりたいから?」
そう、お客さんにはパンを買う様々な理由があります。
上記の理由は、お客さんからすればどこで買っても同じなんです。
つまり、お客さんが「あなたが作るパンでなければ買わない!」ぐらいの理由がなければ、
買ってくれることはないのです。
そして、その理由をトリガーにして、お客さんに「貴方が作ったパンじゃないと困る!」と、
言わせるようなマーケティング設計をする必要があります。
創業者が作業した時間だけ報酬が発生するビジネスモデルで起業する
なんのこっちゃ?と思われるかもしれません。
ここで言いたいのは、フリーランスの作業者になるな、ということなんです。
なぜか?
理由は簡単です。
貴方のビジネスがいつまでたっても大きくならないから。
ところで、貴方のビジネスを大きくしたといえるのは、どういう状態が説明できますか?
・・・。
キャッシュフローが大きくなった、というのが間違った答えなのです。
貴方が少しでも現場の作業を行っている限り、現場は貴方に依存し続けます。
そして、貴方の貴重な時間をビジネスのスケールアウトのために時間を割けなくなってしまうのです。
逆の視点で言うと、貴方のビジネスが大きくなった状態とは、
貴方が会社にいなくても自動でキャッシュを得られるようになった、
ということなんですね。
つまり、自動でお金を生み出すシステムを作って、始めてビジネスはスケールアウトできるわけです。
逆に、それをせずにいつまでも社長&作業者を続けているとどうなるか?
想像される通り、デスマーチです笑
つまり、働いても収入は同じ。
下手すると価格競争に巻き込まれ、さらに収入が悪化する事が考えられます。
いかがでしたでしょうか?
やってはいけないこと3か条、創業時は3つのうちどれかの罠にはまります。
私もそうでした。
テストマーケティング手法や、自動でお金を生み出す仕組みづくり等、
起業について詳しい話をお聞きになりたい方は、こちらからお申し込みください。
全力でお答えします笑
では!
編集後記
参考書籍を数点紹介しておきます。
興味のある方はぜひお買い求めください。
インターネットビジネスマニフェスト【完全版】+DVD
『8ストラテジー』成功する起業家が真のビジネスを作るために知っておきたい8つの戦略(リッチ・シェフレン)
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバート・キヨサキ)
[:en]
「起業するときに一番やってはいけないことって何だと思いますか?」
起業を指南する本は、巷に溢れていると思いますが、
「これだけは絶対やるなよ!絶対だぞ!!」という本はあまりないと思います。
今回は、起業するときにやってはいけないことについて解説します。
起業するときにしなければならない、こと?
まず、その前に起業するときにしなければならない、
一般的によく言われている最大公約数的な話をまとめました。
- ビジネスモデルの設計
- マネタイズ設計
- 商品・サービス設計
- 見込み客獲得
上記4つのことをじっくり設計すれば、事業はうまくいくはずだ。
そう思ってはいませんか?
起業はそんなに甘くない
それでは、以下のグラフを見てください。
こちらは、1981年~2009年までの開業率と廃業率の対比を現したグラフです。
見ての通り、バブル期は開業率が廃業率を超えている状況が顕著でしたが、
バブル崩壊後は、開業率と廃業率が同じ割合で横ばいになっているのがわかります。
つまり、現代の日本で起業するということは、同じ割合で廃業するリスクを伴っている、
ということなのです。
また、以下の数字。なんだかわかりますか?
1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%
なんとなく想像できる方もおられるかと思いますが、起業して存続する会社の割合を示しています。
創業1年で約40%が、創業5年までに15/100社しか生き残れない厳しい世界なのです。
そして、各業種別の開業率、廃業率の割合(2004年度版)です。
これを見る限り、小売・飲食業の廃業率が、他の業種と比べて開業率を大きく上回っているのがわかります。
なぜ、飲食・小売は廃業率が高いのか?
なぜ?飲食・小売の廃業率が高いのか?
その前に、成功しやすいビジネスモデル4項目をご覧ください。
この話は、堀江貴文氏(ホリエモン)がブログで紹介しているネタです。
- 利益率が高い
- 在庫を持たない
- ストックビジネスである(定期的に収入が入る)
- 小資本でスタートアップできる
勘の良い方はお気づきかもしれません。
そう、飲食・小売のビジネスモデルは上記4つと真逆なんですね。
飲食・小売のビジネスモデルは大資本を持っている企業が行うべきモデルなのです。
飲食店を開き、華々しく起業家デビューしたものの気づいたら集客に失敗。
お客さんからお金取れないのに固定費はかさむ一方で、
それが故にキャッシュフローがショートし、開業資金が底をついた事例は、
枚挙にいとまがありません。
では、起業するときはどうすればよいのか?
話は単純です。先ほどのホリエモン4項目に忠実にありさえすればよいのです。
そして、UCKではやってはいけないことを3つにまとめてみました。
- テストマーケティングなしに、いきなり資本投入する
- 顧客に売る商品を決めてから集客する
- 創業者が作業した時間だけ報酬が発生するビジネスモデルで起業する
テストマーケティングなしに、いきなり資本投入する
当たり前の事なんですけど、起業するときって結構アドレナリン出るんですよね(笑)
これだ!と思ったことをすぐにでっかく始めてしまう。
これは、実は一番やってはいけないことです。
理由は、簡単。
失敗したときにすぐに撤退できなくなるから。
基本的に起業は失敗しないことはありません。
どんな優秀な起業家でも必ず1回は失敗します。
ですから、起業家1年生の場合は、常に失敗することを前提に、
リーンスタートアップ(無駄がない起業)を図るべきなのです。
そのためにも、仮説~検証、つまりテストマーケティングを繰り返します。
インターネットを使ったビジネスは、スタートアップ時に初期・ランニングコストがほとんどかかりませんので、
その点テストマーケティングに非常に有効なビジネス、といえるのです。
顧客に売る商品を決めてから集客する
なぜ?と思った方はおられると思います。
なぜだかわかりますか?
先に正解を言ってしまいます。
お客さんにモノを売るのがゴールではないからです。
あなたは、お客さんの課題を解決し、ファンになってもらう必要があります。
ところで、お客さんの立場になって、とかいろいろ考え方はありますが、
冷静になって一度考えてみてください。
なぜお客さんは「貴方が売る」パンを買うのか?
- 「おなかが減ったから?」
- 「今食べないと、今後一生食べれないから?」
- 「なんとなくお金が余ってるから?」
- 「近くのハトに餌をやりたいから?」
そう、お客さんにはパンを買う様々な理由があります。
上記の理由は、お客さんからすればどこで買っても同じなんです。
つまり、お客さんが「あなたが作るパンでなければ買わない!」ぐらいの理由がなければ、
買ってくれることはないのです。
そして、その理由をトリガーにして、お客さんに「貴方が作ったパンじゃないと困る!」と、
言わせるようなマーケティング設計をする必要があります。
創業者が作業した時間だけ報酬が発生するビジネスモデルで起業する
なんのこっちゃ?と思われるかもしれません。
ここで言いたいのは、フリーランスの作業者になるな、ということなんです。
なぜか?
理由は簡単です。
貴方のビジネスがいつまでたっても大きくならないから。
ところで、貴方のビジネスを大きくしたといえるのは、どういう状態が説明できますか?
・・・。
キャッシュフローが大きくなった、というのが間違った答えなのです。
貴方が少しでも現場の作業を行っている限り、現場は貴方に依存し続けます。
そして、貴方の貴重な時間をビジネスのスケールアウトのために時間を割けなくなってしまうのです。
逆の視点で言うと、貴方のビジネスが大きくなった状態とは、
貴方が会社にいなくても自動でキャッシュを得られるようになった、
ということなんですね。
つまり、自動でお金を生み出すシステムを作って、始めてビジネスはスケールアウトできるわけです。
逆に、それをせずにいつまでも社長&作業者を続けているとどうなるか?
想像される通り、デスマーチです笑
つまり、働いても収入は同じ。
下手すると価格競争に巻き込まれ、さらに収入が悪化する事が考えられます。
いかがでしたでしょうか?
やってはいけないこと3か条、創業時は3つのうちどれかの罠にはまります。
私もそうでした。
テストマーケティング手法や、自動でお金を生み出す仕組みづくり等、
起業について詳しい話をお聞きになりたい方は、こちらからお申し込みください。
全力でお答えします笑
では!
編集後記
参考書籍を数点紹介しておきます。
興味のある方はぜひお買い求めください。
インターネットビジネスマニフェスト【完全版】+DVD
『8ストラテジー』成功する起業家が真のビジネスを作るために知っておきたい8つの戦略(リッチ・シェフレン)
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(ロバート・キヨサキ)
[:]