こんにちは!
最近では、珍しい言葉ではなくなった「サブスク(サブスクリプション)」ですが、いざ、サブスクリプション型のビジネスを構築しようとすると、様々なシステムをつなぎ合わせたり構築する必要があります。
今回は、サブスクリプションビジネスを構築・運営する上で必要なシステムとその業務を解説いたします。
まず最初に、サブスクリプション型ビジネスについておさらいしましょう。
サブスクリプションとは、もともと「予約購読」や「年間購読」といった意味です。最近では、派生して「定額制サービス」のことを指すようになりました。
では、サブスクリプション型ビジネスには、どのような特徴があるのでしょうか?
具体的には、以下の様な特徴や強みがあります。
特に、一度獲得した顧客は、解約しない限り定期的に売上に貢献してくれますので、広告などのCPA(顧客獲得単価)をさげつつLTVを伸ばすことも可能となります。
では、サブスクリプション型ビジネスをはじめたり、運営するにあたって、どのような仕組みが必要なのでしょうか?
最初に必要なのが、サブスクリプションサービスへエントリーするための集客媒体となります。
一般的なのがLP(ランディングページ)ですが、他にも、
等、様々なチャネルを使うことになります。
集客するターゲットに応じて、どの媒体に比重を置くか?効果測定しながら、都度調整していきます。
続いて重要なのが、定額課金を行うプラットフォームとなります。
集客できたら、会員データに追加していくことになりますが、定額課金を行うシステムは別途必要になります。
例えば、
といった決済サービスと連携することで、定額課金システムを実現できます。
ただし、導入するサービスによっては、CSV等による主導運用が必要になるケースもあります。
また、月額利用料や決済手数料等が別途発生する可能性がありますので、事前に確認したほうが良いでしょう。
最後に、会員限定でコンテンツ配信を行うシステムを構築する必要があります。
オンラインサロン形式の場合は、
といった既存の仕組みで実現可能です。
もし、有料記事を配信するニュースサイトやブログ等の限定記事の公開を目指す場合は、WordPressや会員機能を簡単にアドオンできるCMSを選ぶのが良いでしょう。
また、会員限定向け動画配信を行う際は、Vimeo等の様なサービスを利用すると、コストを抑えて限定配信を実現できます。
詳しくは、こちらの記事を参考にしていただければ、おおよその相場感はつかめると思います。
ただし、会員グループやカテゴライズ等の特殊な機能要件が増えると、相場から大きく費用が掛かる可能性があります。
実際にシステムを構築し、サブスクリプションサービスをはじめたら、主に以下の様な業務が発生します。
特に、既存会員のフォローや月次分析は重要で、サブスクリプションサービスの利益を最大化するには、解約の防止が最優先になります。
そのほかにも、最終目標(KGI)を利益や顧客生涯価値(LTV)の最大化とした場合は、
といった指標を中心に分析し、解約につながっているボトルネックや解約防止のための改善点を洗い出していく必要があります。
サブスクリプションサービスは、事業者にとって利益を最大化し易い分、なかなか会員を囲い込めずに赤字が拡大してサービスが終了・・・といったリスクも持っています。
サブスクリプションサービスの成功のためには、解約の防止が最優先です。
サブスクリプションサービスの現状分析手法については、後日改めて取り上げたいと思います。