SEO対策は具体的に何をする?初心者向け10施策と実践手順

ビジネス戦略

2026.09.08

SEO対策は具体的に何をする?初心者向け10施策と実践手順

突然SEOを任され「何をいつやればよいか分からない」という中小企業のWeb担当者向けに、今日から実行できる順序と具体手順をまとめました。まず結論を短く。

結論:SEO対策は「目的(コンバージョン)を決める → 計測環境を整える → インデックス状態を確認する → 検索意図に沿ったコンテンツを作る/直す → 内部構造・信頼性・技術を整える → 被リンクを増やす → 効果を測る」という順で進めると無駄が減ります。以下は初心者が実行できる具体的10ステップです。

SEO対策でやるべきこと一覧(結論)

  1. SEOの目的とコンバージョン(CV)設定(所要時間:1〜2時間)
  2. Google Search ConsoleとGoogle Analytics 4(GA4)を導入(1〜2時間)
  3. インデックスとクロール状況を確認(30分〜)
  4. キーワードと検索意図の調査(数時間〜)
  5. 新規作成とリライトの優先順位を決める(数時間〜)
  6. コンテンツ(本文)とタイトルを作成・改善する(数時間〜)
  7. 内部リンクとサイト構造を整える(数時間〜)
  8. 信頼性(E-E-A-T)・UX・表示速度など技術面を改善する(数時間〜/要技術)
  9. 自然な被リンク・言及を増やす(継続)
  10. 効果を測定して改善を繰り返す(月次)

なぜ「順番」が重要か

計測環境やインデックスに問題があるまま記事を増やすと、労力が無駄になります。まず「何を増やすか」ではなく「何を目的にするか(問い合わせ増加・資料請求など)」を明確にし、計測できる状態にしてからコンテンツ改善に進みましょう。

具体的な進め方(ステップ・バイ・ステップ)

1.SEOの目的とコンバージョン(CV)を決める

  • 最終コンバージョン(例:問い合わせ、資料請求、購入)と中間コンバージョン(例:料金ページの閲覧、事例ページの閲覧)を決める。
  • 指名検索(社名や商品名)と非指名検索(一般キーワード)を分けてKPI(重要業績評価指標)を設定する。

2.Google Search ConsoleとGA4を導入する

(GA4=Google Analytics 4、以降GA4)

まずは計測環境を整えます。手順例:

  1. Search Console:プロパティ作成 → サイト所有権を確認(HTMLファイル、DNS、タグなど) → 「サイトマップ」へXMLサイトマップのURLを送信。
  2. Search Consoleで最初に見る場所:検索パフォーマンス(検索結果)の「クエリ」「ページ」「国」「端末」を3か月で確認。※Search Consoleの「ページ」は「検索パフォーマンス内のページ」と「インデックス作成レポート内のページ」があります。使い分けは下記参照。
  3. GA4:プロパティ作成 → 計測タグをサイトに設置 → 重要なイベント(資料ダウンロード、フォーム送信など)を「コンバージョン」として設定。GA4の画面は「レポート > 集客 > トラフィック獲得」で自然検索(organic)経由の流入を確認できます。

Search Consoleの「ページ」はどれを見るべきか

  • 検索パフォーマンス内の「ページ」:ページ別の表示回数・クリック数・CTR(クリック率)・平均掲載順位を確認。
  • インデックス作成レポート内の「ページ」:インデックス登録状況(登録済み・問題あり・未登録)とその理由を確認。
  • URL検査:特定URLを貼り付け、「URLはGoogleに登録されています」と表示されるかを確認。未登録なら原因(noindex、robots、重複など)を調査。

3.インデックスとクロール状況を確認する

簡単なチェックリスト:

  • 重要ページがインデックスされているか(Search ConsoleのURL検査)。
  • noindexが誤って入っていないか、robots.txtでブロックされていないか。
  • canonicalタグが別URLを指していないか。
  • サーバーエラーや大量のリダイレクトがないか。

4.キーワードと検索意図を調査する

手順:

  1. 自社の提供価値からキーワード候補を洗い出す(顧客が抱える課題ベースで)。
  2. 実際に検索してSERP(検索結果)を確認:上位ページの形式(Q&A、比較表、ランキング、店舗ページ等)を把握する。
  3. 検索意図を分類:「知りたい(情報系)」「比較したい(比較系)」「買いたい(商材系)」に分ける。
  4. その意図に最も適したページタイプ(記事/サービス/カテゴリ)を決める。

5.新規作成とリライトの優先順位を決める

簡易判断表:

  • 対応ページがない → 新規作成。
  • 11〜30位で表示回数がある(目安) → リライト候補(既に評価を受けているため改善で伸びやすい)。
  • 順位は良いがCTRが低い → タイトル/スニペット改善。
  • 類似の薄い記事が複数ある → 統合して1本に集約。

※「11〜30位」はあくまで目安です。競合性や検索ボリュームを加味して判断してください。

6.検索意図に合うコンテンツを作成・改善する

実行手順(チェックリスト):

  • 冒頭で結論を示す(2〜3文)。
  • 見出し(H2/H3)を疑問ごとに分け、見出しだけで内容が分かる構成にする。
  • 上位記事の共通トピックを網羅し、独自の一次情報や事例を必ず入れる。
  • 事実や統計は出典を示す。AI生成文を使った場合は必ず人が事実確認・編集する。

7.タイトル・見出し・メタディスクリプションを改善する

改善手順:

  1. Search Consoleで「表示回数は多いがCTRが低い」ページを抽出。
  2. タイトルに主要キーワードと、読者が得られるメリット(数字、対象者)を自然に入れる。
  3. メタディスクリプションは要点と行動を示す(ただしGoogleが別のスニペットを生成する場合がある点に注意)。

8.内部リンクとサイト構造を整える

実務例:

  • 重要なサービスページや導入事例へ内部リンクを集める(アンカーテキストは「詳しくはこちら」ではなく「Search Consoleで順位を確認する方法」等、具体的に)。
  • 孤立ページをなくし、パンくずやカテゴリで論理的な階層を作る。

9.信頼性(E-E-A-T)・UX・技術面を改善する

E-E-A-T(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness)は総合的な信頼性を高める考え方です。実施例:

  • 著者情報・監修者情報を明示する。
  • 会社情報(所在地・連絡先)、導入事例、独自調査を掲載する。
  • スマホ最適化、Core Web Vitals(表示速度)をPageSpeed Insightsで測定し改善する。

10.自然な被リンク・サイテーションを増やす

買うリンクは避け、第三者が引用したくなるコンテンツを作る:

  • 独自調査や無料テンプレートを公開する。
  • 業界メディアや協業先に情報提供・共同発信を行う。
  • プレスリリースやSNSで公開告知する。

症状別の簡易診断フロー(今日やること)

  • 検索結果に出ない:Search ConsoleのURL検査 → インデックス状況確認 → robots.txt/noindex/canonicalの確認 → サイトマップ送信 → 内部リンク追加。
  • 順位が低い:検索意図とページ内容のずれを洗い出し、上位との差分を埋めるリライト。
  • 順位は高いがクリックされない:実際の検索語句を確認→タイトル・説明文で得られるメリットを明確化。
  • 流入はあるが問い合わせがない:CTAの位置・文言、事例・料金の透明性、フォームの入力負担を見直す。

初心者向け30日・90日ロードマップ(要約)

  • 1週目:目的設定、Search Console・GA4導入、サイトマップ送信、主要ページのインデックス確認。
  • 2週目:キーワード整理、既存ページの紐づけ、優先順位決定。
  • 3〜4週目:CTRが低いページのタイトル改善、11〜30位のリライト、内部リンク追加。
  • 2カ月目:重要テーマの新規コンテンツ作成、告知(SNS・メルマガ)を実施。
  • 3カ月目:データを評価し、成功施策を横展開/外注の検討。

よくある質問(FAQ)

Q. SEO初心者は何から始めればよいですか?

A. まず目的(コンバージョン)を決め、Google Search ConsoleとGA4を入れて重要ページがインデックスされているかを確認してください。それが今日の最優先です。

Q. どのくらいで結果を判断すべきですか?

A. サイト規模や競合状況で異なりますが、目安は数週間〜数カ月単位で比較します。施策前の数値を記録しておくことが重要です。

Q. 被リンクは買ってもいいですか?

A. 購入は避けてください。品質リスクがありGoogleペナルティの原因になります。引用される価値のあるコンテンツ作成と告知に注力しましょう。

まとめと次の一手

まず今日やること:Search Consoleを開いて「検索パフォーマンス(過去3か月)」と「URL検査」で重要ページのインデックス状況を確認してください。次に、目的(コンバージョン)を1つ決め、GA4でコンバージョンを計測できる状態にします。これができれば、無駄な記事増加を避け、効果的な改善が可能です。

注:本記事は一般的な指針です。実施前に必ず現状を記録し、必要な場合はエンジニアやSEO専門家の助言を受けてください。公式情報はGoogle検索セントラル(Search Central)やSearch Consoleヘルプを参照してください。

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